足の親指の付け根・母趾球付近の痛み
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
運動中や運動後、足の親指の付け根、母趾球付近が痛くないですか??
最近"まる接骨院"での流行病となっております。
足裏の母趾の付け根には種子骨という豆状の骨があります。
種子骨は、母趾を曲げてくる短母趾屈筋腱といわれる腱の内側と外側に2つあり、
母趾が大きな力を出せるよう、効率を上げたり、衝撃を吸収する役目をしています。
この種子骨部に炎症や骨折が生じ、痛みや腫れる状態を『母趾種子骨障害』といいます。
よく走るスポーツや、踏み込み動作の多いスポーツ・労働などで、
強い外力や繰り返し衝撃が加わることで発生します。
外反母趾や甲高の人も、種子骨部に負荷がかかりやすいため、障害が生じやすいです。
症状は、荷重時や蹴り出し動作で母趾を上に反らす時に、種子骨部に痛みがあり、
歩行時やスポーツ時に支障をきたします。
種子骨障害の病態は様々あり、反復した衝撃による炎症、または骨折(急性の骨折・疲労骨折)、
生まれつき種子骨が分かれていて痛みを出すもの(二分種子骨)・骨への血流障害が生じて、
痛みを出すもの(骨壊死)などがあります。
治療は基本的には運動量を調整し、足底部・ふらはぎのマッサージで、
種子骨部への負荷を減らし、炎症反応を引かせます。
当院では、問診・視診・触診で何が原因になっているのかを絞り、
症状にあわせて手技・固定・特殊電療(アキュスコープ・マイオパルス)を行い早期復帰を目指します。
精密検査が必要な場合は提携の医師に御紹介させていただきます。
違和感を感じたら、早期に治療した方が早く改善できます。
「母趾球、親指の付け根がおかしいな??」と感じましたら、お早めにご相談下さい!!