お子様の膝痛み
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
「お子様の膝痛み」の原因はさまざまですが、円板状半月板(discoid meniscus)という症状もあります。
通常半月板は三日月型になっていますが、円板状半月板とは円板型の状態を言います。
アジア系人種に多く、外側半月板に多くみられ、両膝に発生する例も80%みられるという報告もあります。
円板状の半月板は強度が脆弱のため、運動量が増える小学校高学年以降に初発症状が出現することが多く、
膝の外側列隙付近の痛み、膝が伸びない、曲がらない、引っかかり感(ロッキング現象)、膝の腫れ、膝崩れ、
膝を深く曲げた時にきしむスナッピング現象などを訴えます。
治療はまず運動量を少なくします。しばらく経過を観察しても、痛みがひかない場合は手術も考えますが、
若いうちに手術をしてしまうと、早期に変形性膝関節症を発症してしまうので、可能な限り温存、保存的に加療を行います。
手術をした場合は術後20%にOCD(離断性骨軟骨炎)といって、軟骨の損傷を合併するという報告もあります。
まる接骨院では膝関節周囲、影響を与えている関連筋の調整、関節のアライメント調整後、
アキュースコープ&マイオパルスという特殊治療器で患部の炎症を抑えていきます。
それと並行して提携医にて、レントゲン検査、必要であればMRI検査を依頼し、
膝関節の状態確認を行い、ケアを行って参ります。
ちなみにMRI検査では、長方形型半月や蝶ネクタイ型半月として特徴的な所見がみられます。
お子様の膝の痛み、不調、違和感でお悩みの方は、お気軽に御相談下さい。