「第5中足骨基部骨折 (げた骨折) 」
投稿日: カテゴリー: 施術報告
久しぶりの患者さまシリーズ。
歩行中、180度方向転換した時に、歩道の傾斜で足を挫き、
見る見る足が腫れてきたと御来院。
当院から50m手前で挫いてしまい、受傷後、5分以内。
来院直後は ↓ の写真のように、血豆のように腫れだし、
圧痛も少なく、正常な歩行ではないですが、歩行も荷重も可能。
いつものように、しっかりと問診・視診・触診後、エコー検査。
やはり"腫れ"の出現スピードから「第5中足骨基部骨折」
いわゆる「下駄骨折」といわれる骨折でございました。
応急処置後、他に細かい損傷がないか、提携医にレントゲン検査を依頼。
その後、医師の同意の元、当院で骨癒合を促進させる、
特殊な治療器 マイオパルス・アキュースコープを使用し、治療を行って参ります。
ゲタ骨折と呼ばれる由来は、昔、ゲタを履いている時に、
足首を捻ると発症しやすい為、ゲタ骨折と呼ばれるようになりました。
現在でも裸足や靴を履いていても、強く足首を捻ると骨折する場合が多々あります。
治療は、骨折部がズレた場合は、スクリューネジやワイヤーで固定する手術となりますが、
基本的には骨癒合も良好なので、3週間程度のギプス固定となります。
今回は第5中足骨基部のゲタ骨折でしたが、この付近には「Jones骨折(ジョーンズ骨折)」と呼ばれる、
スポーツ選手に多い、ゲタ骨折の部位よりも爪先側に発生する骨折があり、
こちらのジョーンズ骨折は、血流の関係でゲタ骨折よりも骨癒合が悪い為、判別が大切です。
「足首を捻って、見る見る腫れてきた、、、」
「足首を捻って、内出血がひどい、、、」
「足首を捻って、痛い、、、」
という方は、骨折している場合も多々ありますので自己判断は禁物です。