外くるぶしの骨折「腓骨遠位端部骨折」
投稿日: カテゴリー: 下肢の疾患
今日の患者さまシリーズ。
ハンドボールのプレー中、相手と接触し、
転倒直後から足首の外くるぶしが痛いと御来院。
待合室でお待ちの際、足がチラチラ見えた時から、
「怪しい感じ、、、」と思っておりましたが、
しっかり問診、触診、そしてエコー検査。
やはり、外くるぶしの骨折「腓骨遠位端部骨折」でございました、、、
外くるぶしの骨折は、足首を内返しに捻挫した時に、
たまに診る骨折でして、子供から大人まで起こりうる骨折です。
お子さんの腓骨遠位端(外くるぶし)の骨折は、
外くるぶし付近に骨端線といって、成長軟骨部分があり、
しっかりと固定、処置、荷重時期のコントロールを行わないと、
成長障害を起す場合もあるので注意が必要です。
大人の場合は、骨折部がいくつかに分かれれてる場合、
骨折部がズレてる場合はプレート固定、スクリュー固定手術になりますが、
多くの場合は保存療法のギプス固定となります。
参考までに、骨折の骨癒合日数(骨がくっつく)というのは、
グルト(Gurlt)・コールドウェル(Coldwell)の表という目安があります。
この表をあくまで参考ですが、「何日で骨がくっつく」、
「ギプス固定は何週間」というふうに考えます。
「足首の捻挫後の外くるぶしの痛み」「外くるぶしが腫れている」とお悩みの方は、
お気軽に御来院、御相談下さい。