手首の骨折(橈骨遠位端部骨折)
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
東京はあっぱれな冬晴れですが、
道路は一昨日の大雪が少し溶け、
氷でツルツルのツンツルテン、、、
昨日から、足を滑らせて転倒したという方が、
大変、多く御来院いただいております。
今日も朝から「転んで手を突いて手首が痛い、、、」という、
患者さまが続いております。
その中のお一人、しっかり問診、触診、そしてエコー検査。
やはり発生機序、腫れ方から、手首の橈骨という骨の骨折と判明。
「橈骨遠位端部骨折」という骨折です。
手首の骨折は折れ方により、コーレス骨折、スミス骨折、
背側バートン骨折、掌側バートン骨折と分類されています。
基本的にはギプス固定をして、経過を観察していきますが、
骨折部が不安定な場合や、骨折線が関節内にまで及んでいる場合は、
手術をしてプレート固定となる場合もあります。
また、折れた骨や腫れによって、手の平側を通っている神経が圧迫され、
神経障害を起こしている場合、手の手根骨の骨折も骨折している場合もあるので、
しっかりとした治療が必要です。
今回の患者さまも、しっかりとシーネで応急処置後、
好意にしていただいている整形外科さんに診察依頼。
そのレントゲン結果を元に、早期復帰・早期回復を目指します。
転んで「手首が痛い・・・」という方は放置せず、
すぐに受診をおススメします。