手首の痛み
投稿日: カテゴリー: 手首
今日の患者さま 男子 アイスホッケー選手
「手首の骨が出っ張ってきて痛い・・・」と御来院。
毎度毎度ですが問診、触診をしっかり行い、
エコーで患部の状態を確認。
エコーでは小菱形骨のアライメント不良、
長橈側手根伸筋腱の腫脹が診られました。
手根といわれる手の付根は舟状骨、月状骨、三角骨、
大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鉤骨、豆状骨、
8つの小さな骨で構成されています。
今回はその中の一つ、小菱形骨という骨が、
繰返しの悪姿勢・使用で手の甲側に押出され、
痛みが誘発されている状態でした。
鉛筆を持って字を書く時、マウスで長時間のPC作業時、
アイスホッケーのグリップ側で、手首を手の平側、
小指側に屈曲する「掌尺屈位」の繰返しで、
アライメントが崩れ、小菱形骨が押し出された模様。
姿勢が悪いと骨盤・背骨が悪い方向にクセ付き、
「体がゆがみますよぅ~」というのはお聞きになると思いますが、
手首なども使い方が悪いと、アライメントが崩れ、
痛みの原因となります。
その後、こちらの患者さま、数回、手技でアライメントを補正後、
普段は手首のサポーターを装着して矯正してもらい、
痛みも変形もほぼ消失いたしました。