スネの痛み「シンスプリント」
投稿日: カテゴリー: ふくらはぎ
新学期シーズンやシーズンイン時に起こりやすい
スネの痛み「シンスプリント」について今日はご説明させていただきます。
大学3年生テニスプレイヤー
ボールを追っかけ走った時、踏み込んだ時に痛むと御来院。
触診すると、脛骨自体にも大きく腫れが診られ
下手ですが、下の写真の通り足の裏のアーチ減少、
左足首へ体重が綺麗に乗っておらず、
内くるぶしの少し上部分に、ストレスが掛っております。
シンスプリントとは脛骨過労性骨膜炎ともいいます。
痛みが出る部分は内くるぶしの5cmくらい上の少し後ろあたりです。
過労性とあるようにオーバーワーク(走り過ぎ、ジャンプのしすぎ)などで発症します。
脛骨とはスネの骨(弁慶の泣き所)のことです。
その骨に付着している後脛骨筋・長趾屈筋という筋肉の
使いすぎにより伸縮性が無くなり、
スネの骨の膜と擦れて痛くなるというメカニズムです。
それと同時に足のアーチ(土踏まずのところ)を作っている足底腱膜なども
アーチが維持できなくなり、土踏まずが落ちてきます。
そうなると、足を地面に衝いた時の衝撃を吸収してくれる役割が減少し
スネの骨にも負担がかかってしまい痛みがでてきます。
それに加え、シンスプリントは下腿部の筋肉等の問題だけではなく
全身の体重負荷バランス、スポーツ種目それぞれ特有の使い方を診て、
調整・改善しなければ長期化、再発を繰り返してしまいます。
当院では痛みの原因となっている全身の体重バランス、
使い方・クセなどを患者様と一緒に考え
関節・筋肉に余裕を持たせることにより、
スネの骨と筋肉のストレスを少なくし、痛みを除去していきます。
また、マイオパルス・アキュースコープといった特殊な電気で炎症を抑えます。
シンスプリントでお悩みの方はお気軽にご相談下さい!!