リスフラン関節損傷
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
今日の患者さまシリーズ
空手の稽古中、蹴りを出した際、相手のすねの骨部分にヒットし、
「足の甲が痛い」と御来院。
よ~く視診、問診、触診をしてからエコー検査。
結果、骨折はなく「リスフラン関節損傷」の疑い。
関節損傷の場合、エコー画像で関節内の浮腫等が確認できます。
リスフラン関節損傷とはあまり聞きなれない名称と思います。
足の甲の一番高い付近にある関節で、第1楔状骨という骨と、
第2中足骨基部付近を結ぶ靭帯が損傷する場合が多いです。
体操や剣道、バレエなど、ジャンプや着地の繰り返しなどを行うスポーツで痛め易い、
ハイヒールをよく履く女性、ハイアーチの方も傷め易いです。
症状は歩行時、体重負荷時、つま先立ち時の時などに「足の甲に痛み、圧痛」が出現します。
放っておくと、足のアーチ、足を構成している骨同士のバランスが崩れ、
長期的に痛みが続いたり、疲れの原因、または膝関節、股関節の痛みへと繋がります。
当院ではアキュースコープ&マイオパルスという、炎症、痛みを抑える特殊な治療器を使い、
状態によってテーピングで関節部の安定性、アーチの低下を防ぎ、治療を行っていきます。
長い場合で痛みが3か月~6か月続く場合もありますので、軽くみないで早めにケアしましょう!!