足の甲の痛み(第4中足骨 疲労骨折)
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
今日の患者さまシリーズ
テニス選手 11歳 女児
プレー中、徐々に「足の甲が痛くなってきた、、、」と御来院。
しっかり問診、視診、触診、確認の為にエコー検査。
結果「第4中足骨骨幹部 疲労骨折」の前兆
問診したところ週に6日、3~4時間、テニスを行っており、
年齢から考えると少しオーバーワークでございます。
平日は練習、週末は試合と過酷な日程。
コーチからは直近の試合も"痛み止め"を飲んで、出場指示があったそうですが、
「そういう問題ではないです。」と、休息の指示をさせて頂きました。
エコー画像からは、完全な疲労骨折の所見は診られませんでしたが、
骨膜の肥厚、骨膜周囲の炎症から、このまま続けていると必ず疲労骨折に至ります。
中足骨の疲労骨折はランニングやジャンプ、繰返し踏み込み動作によって、
足の土踏まず付近にある足部縦アーチにストレスが加わり、
中足骨が金属疲労様に骨折します。
そして、足の甲に痛みを出現させます。
足の指で疲労骨折は第2趾 ⇒ 第3趾 ⇒ 第4趾 という順に多いです。
疲労骨折に至ってしまうと、復帰まで数ヶ月の時間を要します。
「ちょっと足に違和感がある、、、」
「踏み込んだ時に、足に痛みがある、、、」
「足の甲に痛みが続いている、、、」
お心当たりのある方は、早めに御来院下さい!!