かかとの痛み「踵骨骨棘・足底腱膜炎」
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
スポーツの秋、真っ盛りでございます。
各地でスポーツイベントが開催され、
スポーツ中のケガ、オーバーワークでケガをし、
御来院される患者さまが急増中でございます。
・50代 男性
半年前からランニングを始め、ほぼ毎日走り続けてきたところ、
1.2週前から着地時に踵(かかと)の地面接地部に鋭い痛みが出始め、
痛みでランニングが出来なくなったため御来院。
足裏には、土踏まず部分のアーチを構成している足底腱膜という筋肉があり、
足底腱膜は踵から5本の指についております。
ランニングによる持続的な負荷で、足底腱膜部に負担が係り、
足底腱膜自体に炎症が起こる「足底腱膜炎」
踵骨(かかと)の足底腱膜付着部で付着部が引張られ、徐々に骨が膨隆し、
骨棘(こつきょく)という骨の棘(とげ)を作り、
そこに刺激が入ることで、痛みを出すというのパターンがあります。
今回は触診、エコー検査にて、足底腱膜自体に緊張もなく、
後者の付着部に痛みが出ていたため「踵骨骨棘」と診断。
当院では、急性期の炎症症状を落ち着かせるため、手技とマイオパルス・アキュウスコープといった特殊電療を行います。
その後、アーチをサポートするインソールを作って頂き、患部への刺激を少なくすることで再発の予防をします。
運動中に足の裏が痛いなどの症状がありましたら、我慢せずに早めに御来院下さい。