手の中指の骨折
投稿日: カテゴリー: 手指
お盆も終盤、帰省ラッシュも始まり、
お疲れの大人方も多いことと存じます。
この8月は骨折の患者さまが、急増中でございます、、、
今宵もお一方
・小学六年生 男子
野球の試合で守備中、ライナー性の球を取ろうとした際、グラブで弾いてしまい、
とっさに右手で球を、そのままキャッチした時に右中指に痛みを感じたと御来院。
「ただの突き指だろう、、、」と2・3日放置していたのですが、あまりにも痛いとのこと。
初診時、右中指の中央~末端部に腫れと内出血を確認し、指を曲げれない状態。
いつものように、しっかり問診、触診、視診を行い、エコー検査で確認。
結果、中指の中節骨部に亀裂、末節骨骨端軟骨部にも異常を確認。。。
しっかりアルフェンスで固定後、提携医にてレントゲン検査を依頼。
最終結果は「中節骨骨折」及び「末節骨骨端軟骨骨折(ソルターハリスⅡ型)」
お子さんの骨は、骨の端に骨端軟骨という、骨が伸びる場所があります。
この骨端軟骨部(成長線)が傷ついたりすると、成長障害を起こす場合があり注意が必要です。
当院では、骨折部の癒合を早める特殊電療(アキュ-スコープ・マイオパルス)を使って、
早期復帰・回復を目指します。
くれぐれも『たかが突き指』と放置しないで、
ケガした場合は、早めにケアをお願いします。