「肩鎖関節損傷(捻挫・脱臼)」肩の痛み
投稿日: カテゴリー: スポーツ外傷
寒かったり暖かかったり、、、
この寒暖の差、くれぐれも体調管理にはお気をつけ下さい!!
今日の患者さまシリーズ。
W大学柔道部のアスリート。
稽古中、投げられ、肩から床に落ちた時に、肩に激痛が走ったと御来院。
「肩鎖関節損傷(捻挫・脱臼)」
写真の通り、左肩(肩鎖関節)付近が大きく腫れ、
圧痛も強く、側方挙上も90度以上は困難。
肩鎖関節とは肩甲骨と鎖骨で作られている関節で、
柔道、ラグビー、アメリカンフットボール、アイスホッケー、
などのコンタクトスポーツや、転倒や交通事故で手・肘を突く、
肩を強く打ちつけた時に、肩甲骨と鎖骨を結んでいる靭帯が痛んだり、
断裂したりし、ずれたり、緩んだりする状態です。
臨床上、損傷分類としては3型に分けられます。
1度:靱帯の軽度の損傷のみの捻挫。関節にずれはない。
2度:肩鎖靱帯に損傷があり亜脱臼状態。
3度:肩鎖靱帯、烏口鎖骨靱帯に損傷があり、完全脱臼(ピアノキー症状)
症状は安静時痛や腕を動かすと痛む運動痛が著明で、
放置していたり、しっかり治療をしないと、
腕を挙げた時の運動痛が、長期に残る場合が多々あります。
鎖骨のあまりに大きなズレは、手術適用となる場合があります。
今回の患者さまはエコーで確認しても、鎖骨のズレもなく「1度強損傷」。
治療後3日くらいで腫れも減少し、治療開始7日目で110度くらいまで、
外転挙上ができるようにまで回復。
早期復帰、早期回復を目指します!!
「腕を挙げると痛い、、、」
「アイスホッケーでシュートを打つと肩が痛い、、、」
「ボールを投げると肩が痛い、、、」
などでお悩みの方は、お気軽に御相談、御来院下さい!!