膝のお皿の上の痛み
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
この週末は穏やかなお天気でございました。
丸橋は土曜日、お友達のお誕生日会で呑み過ぎまして、
日曜日は二日酔い、、、一日を棒に振ってしまいました。
先週のお仕事、流行病がございました。
今日の患者さまシリーズ。
小学生の運動中の膝のケガ、
「お皿の上が痛い」という患者さまが多うございました。
「サッカーをして切り返した時に痛めた。」
「サッカーのゴールキーパーで膝を突いて痛めた」
そして症状を申しますと
・膝を屈伸した時に痛い。
・ジャンプをした時に痛い。
・お皿を抑えた時に痛い。
という「分裂膝蓋骨」の患者さま。
痛みがある場合は「有痛性分裂膝蓋骨」ない場合は「無痛性分裂膝蓋骨」
「分裂膝蓋骨」とは膝のお皿が割れた状態。
お皿の分裂は生まれつき「先天性」の無痛性の場合が多いですが、
激しい運動・スポーツを行い、太ももの筋肉(大腿四頭筋)に牽引されたり、
転倒、ぶつけるなどの衝撃により、お皿の分裂部に負担が係り、
炎症を起こし、痛みを誘発する有痛性の場合もございます。
野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上競技を行っている、
小学生高学年~中学生(10歳~17歳)くらいの男子に多いのが特徴です。
分裂のタイプ(SAUPE分類)も数種類ありますが、図のⅢ型が多く、
今回、写真のお膝の患者さまもⅢ型であると考えられます。
治療はまず、お皿の分裂部の炎症を抑え、
太もも筋肉(大腿四頭筋)の柔軟性を取り戻し、
分裂部に負担をかけない、膝の使い方を体に憶えさせます。
状況によっては運動・スポーツを一旦休止し安静も必要です。
しっかりと早めに治療を行えば痛みは消失します。
「膝のお皿の痛み」でお悩みのお子様がいらっしゃる方、
お悩みの方は、お気軽に「まる接骨院」へ御相談、御来院下さいませ。