有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)
投稿日: カテゴリー: スポーツ外傷
「有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)」
足の内くるぶしの下、土踏まずの出っ張った骨が痛いという、
患者様が最近、大変、多ございます。
有痛性外脛骨と聞いてもピンッとくる方は少ないと思います。
簡単に申しますと、内くるぶしの下の出っ張った骨は舟状骨と申しまして、
その舟状骨に余分な骨「過剰骨」がある方が、そこに付着する後脛骨筋の牽引力や、
土踏まずのアーチが無くなる偏平足、足首の捻挫などによって痛みが誘発される足の障害です。
この過剰骨は約20%、5人に1人くらいの割合で存在すると言われ、
整形外科的にはVeitch分類でtype1、type2、type3と分類されており、
type2の大きい過剰骨で舟状骨と繊維性結合してものが、
最も痛みを出現させるといわれております。
放っておくと痛みが取れ辛くなったり、親指の外反母趾になったり、
アキレス腱や下腿、その他、様々な障害の原因になります。
今回の患者さまは小学5年生のフィギュアスケーター。
偏平足が誘引と考えられ、しっかりと全身の筋バランス、
関節アライメントを調整し、最後に普段の生活での注意点、
自分で行うリハビリを伝え、土踏まずのアーチをサポートできる、
サポーターで荷重バランスを補正。
治療後、踏み込んだ際の痛みもなく、スケート時はテーピングでON ICE。
有通性外脛骨、早めのケアをおススメします。
お悩みの方はお気軽に御相談下さい。