「足首の上の痛み」「足の外くるぶし、内くるぶしの間が痛い」
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
今日の患者様は「足首の上の痛み」「足の外くるぶし、内くるぶしの間が痛い」
あまり聞きなれない名称かもしれませんが、
「前脛腓靭帯損傷」足首の捻挫の一つです。
前脛腓靭帯は下の写真の部分で、
脛骨と腓骨を結んでいる靭帯の前方部。
受傷原因はフィギュアスケートの着地の際、
バランスを崩した時に足を過背屈(体重が爪先に乗り過ぎた状態)し受傷。
過背屈することによって、距骨と呼ばれる、脛骨と腓骨の間にある骨によって、
脛骨と腓骨を引き離なそうとする力を生じ、
前方か後方の脛腓靭帯を損傷させるというメカニズム。
「体重を足にグゥッとかけた時」に痛みが誘発される場合が多く、
完全断裂をしてしまうと、靭帯再建手術となってしまいます。
今回の損傷程度はⅠ度くらいで、腫脹と圧痛、歩行時痛が若干。
軽くて不幸中の幸いでしたが、甘く見てると・・・
痛みが取れ難い場所なので、ケガをしたかな??と、
お心当たりのある方はご注意下さい!