足の "内くるぶし" の下の痛み
投稿日: カテゴリー: スポーツ外傷
今日の患者さまシリーズ
ソフトテニスの選手 17歳 男子
内くるぶしの下が走ると痛く、徐々に歩くのも痛くなってきたと御来院。
いつもの如く、よ~く問診、視診、触診を行い、
ソフトテニスの部活動以外にも、学校で自給走の授業があり、
運動量は通常より多いとのこと。
意外と学校の授業の自給走が原因で症状悪化、ケガをするお子さん多いです。
休むと体育の成績が下がるため休めず、部活動と合わせるとオーバーワーク、、、
学校カリキュラムが大切なのも理解しておりますが、治療する側からすると、
部活動等の全体的な運動量も考慮して頂き、評価していただけると、
ケガの予防、ケガ後の回復が早くなるのですが。。。
さておき、今回のおケガ、よく診察すると、
足の形は「偏平足」、下腿(ふくらはぎ)から足にかけてのシルエットは"くの字(オーバープロネーション)"、
後脛骨筋と呼ばれる足を底屈、内返しさせる筋肉上にも圧痛があり、
「後脛骨筋機能不全症」と発覚。
「偏平足」になると、足のアーチが落ち、後脛骨筋が常に引っ張られ、
運動量の増加によって、さらに負荷がかかり続けることによって、
後脛骨筋が痛みます。
治療はまず、後脛骨筋を含め関連周囲筋の緊張を除去し、
足根骨、足関節のアライメント調整を行い、
股関節等の柔軟性の低下も、多々みられるので調整していきます。
その後、タオルギャザーや、爪先立ちのリハビリ後、
足のアーチ機能補助のため、インソールを作成して頂いたり、
しばらくサポートを装着して頂き、回復を計ります。
「足の内くるぶしの下側が痛い、、、」
「足の土踏まずが痛い、、、」
とお悩みの方は、お気軽に御相談下さい。