まる接骨院

まる接骨院 西東京市 西武新宿線東伏見駅1分

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院長ブログ

前十字靭帯損傷

投稿日:   カテゴリー:

ここ数日、やっとこさ夏らしいお天気となり、
きっと数日前が本当の梅雨明けだったんでしょうね、、、

くれぐれも熱中症にはお気をつけ下さい!


「今日の患者さま」シリーズ

階段を下っていたら、足元にセミがいて踏みそうになり、
不意に避けたら、膝がカクンッとなり、
見る見るうちに腫れてきて、痛みで歩き難くなってきたと御来院。

knee2.jpg


しっかり問診、触診、徒手テストを行い、
発生機序、このカクンッ「膝くずれ」現象、
見る見る腫れてきたというところと合わせ、
「前十字靭帯」の損傷が疑われました。

knee3.jpg

前十字靭帯の役割は、大腿骨に対して下腿骨(脛骨)が前方に移動するのを防ぎ、
下腿骨が回旋し過ぎないようにしている靭帯です。

knee.jpg                                  参)公益社団法人日本整形外科学会


「前十字靭帯」の損傷はスキー、バスケットボール、サッカー、バレーボールなど、
さまざなスポーツ中に損傷し易い膝のけがの代表で、選手生命をも揺るがすケガですが、
今回のように日常生活でも起こりうることは意外とあります。

また「Unhappy trias(不幸の三徴)」といわれ、
前十字靭帯・内側側副靱帯・内側半月板を、
同時に痛めることが多いです。

基本的に前十字靭帯は断裂してしまうと、血行が乏しいことから、
断裂前の状態に、自然回復するのは難しいと言われています。


「前十字靭帯」損傷は2~3日で腫れと痛みが、
意外と早く減少し、日常生活にも復帰できることから、
一般の方で放置される方もたまにいらっしゃり、
のちに膝がガクガクする、コキコキすると、
不安定感を訴えて来院される場合があります。

そのまま放置してしまうと、その"ガクガクコキコキ"の衝撃で、
関節軟骨がすり減り、変形性膝関節症になってしまいます。

「まる接骨院」では適切な処置後、患部の状態をしっかり把握する為、
専門ドクターを御紹介し、MRI等の精査をして頂いてから、
治療、リハビリを行っております。


お心当たりのある方は、早めのケアをお願い致します。