まる接骨院

まる接骨院 西東京市 西武新宿線東伏見駅1分

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院長ブログ

膝のお皿の骨折

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日に日に寒さ、師走の忙しさが増しておりますが、
いかがお過ごしでしょうか??

丸橋は月初の事務作業に追われ、
ありがたく忙しく働かせていただいております。


今日の患者さまシリーズ。

夜中、トイレに行こうと歩いていたら、
足元の段差に気付かず転倒してしまったと御来院。

夜中、寝ぼけていたりして、よろけることってよくあります、、、


しっかり問診、触診していくと、膝のお皿に異変、、、

確認のためエコー検査してみると、

「膝蓋骨骨折」膝のお皿の骨折でございました、、、

patfr.jpg


転倒時、膝を強く打ちつけた際に、膝蓋骨(お皿)を骨折してしまうケースは意外とあります。


膝蓋骨は膝を伸ばす際に支点となり、膝の曲げ伸ばしの運動に大きく影響します。


膝蓋骨骨折は、骨折線の入り方によって大きく3つにわかれます。

1.横骨折・・・お皿に水平に骨折線が入ったもの

2.縦骨折・・・お皿に垂直に骨折線が入ったもの

3.粉砕骨折・・お皿に複数の骨折線が入ったもの

このように骨折線の入り方により、治療内容が変わります。

patela.jpg


この中で、横骨折は膝蓋骨骨折の中で一番多くみられる骨折です。

どの骨折線の入り方でも、骨折部が離れてなく、
その状態を保持できれば、固定をして経過観察となります。

しかし、骨折部が離れている離開骨折の場合、
骨折面が離れないよう固定できればいいのですが
筋肉によって骨折面を引き離そうとする力が発生する為、
良い位置に保持できない場合は、手術適応になる事もあります。


固定は、筋肉に引っ張られ、骨折部が離れないように、
膝を伸ばした状態でギプス等で固定します。

約2~3週後から固定を取り、膝が拘縮を起さないように運動を始めていきます。


骨折部は完全に癒合しても、骨折前の状態に戻るわけではありません。

骨折線の部分は多少段差ができたり、盛り上がったりします。

すると、膝蓋骨と大腿骨(太ももの骨)の間の関節部分のスライドがうまくいかず、
動きが悪くなることで、治った後も違和感や癒合後も腫れてきたりする場合があります。


時間はかかりますが、この違和感や腫れは徐々に引いていきます。

当院では応急処置後、提携整形外科で精査後、
骨の癒合を早めるマイオパルスという治療器を使用し、
固定除去後、早期に復帰出来るようリハビリをしていきます。


膝をぶつけた、、、膝を強打した、、、曲がらない、、、
という方は、早急に御相談、御来院下さい。