まる接骨院

まる接骨院 西東京市 西武新宿線東伏見駅1分

042-450-5071
〒202-0021
東京都西東京市東伏見3-2-1

膝の外側の靭帯のケガ

投稿日:   カテゴリー:

施術報告の患者様。


空手の際に膝の外側を蹴られ「外側側副靭帯-lateral collateral ligament」を損傷。


基本的に膝には大きく4つの靱帯があり、その靱帯によって関節の動きを安定させています。


①内側側副靱帯
②外側側副靱帯
③前十字靭帯
④後十字靭帯


この外側側副靱帯は、膝の外側の安定性を保っており、膝に外側から内側方向への衝撃や
膝より下の下腿に捻りが加わることで損傷します。

lcl.jpg
御来院後、超音波検査をしたところ写真左側健側の外側側副靱帯は、
靱帯部の繊維もしっかりと確認できます。
また、画像の中央部に青と赤の点がありますが、これは血流を表しています。

lateral collateral ligament.jpg
これに対し、患側の外側側副靱帯は、靱帯部の繊維も内出血した血液や炎症を抑えるために
出てきた水分によって不鮮明な画像になっています。
(※血液や水分は黒く映り、骨や靱帯など個体のものは白く映るため、血液や水分の多い所は黒く不鮮明になる。)
また、血流を見てみると、患側のほうが赤と青の点が多く診られます
これは、損傷した靱帯を修復しようと血行が豊富で、血流からも靱帯部が損傷していることがわかります。


靱帯損傷は受傷早期に治療することが最も大切です。
特に膝の靱帯部の損傷をそのままにしておくと、膝が抜けるような感覚や、
膝の曲げ伸ばしで痛みや違和感が残る事があります。


当院では、超音波検査で損傷程度を診ながら、状態に合わせて治療をしていき、
予後に膝関節部の不安定性が出ないようにしていきます。
何か、ご不明な点がありましたら、お気軽に御連絡下さい。