足の親指の骨折
投稿日: カテゴリー: 足指
今日は成長期特有の骨折を紹介します。
中学2年生 男子
サッカー中、ボールを蹴り損ね、地面を蹴ってしまい
足の親指の骨、成長する部分(骨端軟骨)の骨折をし
「なんとかテーピングしてプレー出来ないか?!」とご来院。
成長期の骨には骨端線といわれる、軟骨部分が存在します。
名前のとおり骨端軟骨は骨の端に存在し、
骨の長軸の成長に関与しています。
この骨端軟骨を骨折し、しっかり治さないと
骨が伸びなく成長障害、曲がってくっ付いて関節機能障害を
起してしまうので注意が必要です。
骨端軟骨の骨折には「ソルター・ハリスの分類」
という特有の分類があります。
下記の図のように1型~5型までの分類があり、
2型が最も発生しやすく、5型は最も成長障害を起しやすいと言われています。
今回の患者様は、整形外科で診察の結果
一番起こりやすい2型でした。
「なんとかテーピングしてプレー出来ないか?!」という事でしたが、
今回は成長に係わる大切な場所、ボールを蹴るのに必須の場所
なんとかしてプレーさせてあげたかったのですが、
とりあえず治療に専念して頂く事に(>_<)
「まる接骨院」では骨折部の骨癒合を促進させるのに
マイオパルスという、特殊な機械を使って治療します。
この治療器はアメリカで科学的、骨癒合が促進されるという
統計が取られており、アキュースコープという治療器と
併用して治療すると、実際に治癒過程が早いと
私共自身も実感しております。
少しでも早く、復帰出来るよう
患者様と一緒に頑張ります。
ご参考にどうぞ(^.^)
*接骨院で、骨折・脱臼の治療をするのには医師の同意が必要です。
当院は提携医がおりますので、安心して御来院下さい。