太ももの前の痛み
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
今日は風が吹き荒れておりますが、
雨よりはいいです、、、
ここ数日、ブログでもアップしておりますが、
"スポーツの秋"という事で、運動中にケガをした、
患者さまが大変多くなってございます。
今日の患者さまシリーズ。
サッカーのプレー中、シュートを打とうとした時に、
右足の付け根付近に痛みを感じたが、
練習をなかなか休めず、我慢しながら続けていたら、
とても痛くなってきたと御来院。
種目を問わず部活動、クラブチームに所属していると、
仲間、ライバルの手前、はたまた監督、コーチの手前、
「ポジションが無くなるから休みたくても休めない、、、」
「監督、コーチに申し出ても休ませてもらえない、、、」
そして結果、悪化して長期の離脱・・・
という状況、学生スポーツの中では多々あります。
このケガは休まなければいけない状態、我慢してプレー可能な状態、
どちらかハッキリと相手に伝わるシステム、なにか装置があれば、
ケガで離脱する選手も少なくなる思うのですが、難しいですね、、、
今回の患者さま、歩行時にも痛く、跛行(俗にびっこ)で御来院。
いつもの通り問診、視診、触診をしてからエコー検査。
写真の×部分に圧痛、運動痛が強く、
腹ばいにして膝を曲げると、太ももの前に痛みがあり、
その痛みを緩和させるために臀部を上に上げる、
「尻上がり現象」も確認。
さらによく触診を行った結果、大腿四頭筋の構成筋、
大腿直筋の炎症「大腿直筋炎」でした。
エコー検査では大きな筋肉の損傷は確認されず、
少し腫れが診られるくらいで一安心。
大腿四頭筋は「走る」「止まる」「蹴る」という運動には欠かせない筋肉。
痛める要因はいろいろ考えられますが、代表的なものは、
・疲労の蓄積
・柔軟性、伸縮性の低下
・関節の可動域制限
・筋肉、関節の連動性の低下
などなど、徐々に全身に悪影響を及ぼし広がっていきます。
治療は手技にてハムストリングス、臀部など周囲筋との筋バランスを調整し、
骨盤周りのアライメント調整を行い、最後にアキュースコープ、マイオパルスで、
損傷部位の大腿直筋の組織修復を行います。
痛みも2日間続けて治療を行い、70%まで回復し経過良好。
残り30%の痛みを取るのに、数日の安静を指示。
ゴールはすぐそこ!! でしたが、、、、
クラブの監督さんに「根性論」で怒られ、無理矢理プレーさせられ、
痛み再発、、、「本末転倒」でございます。
「まる接骨院」では御両親にも治療過程、状態をしっかり説明させて頂いており、
御両親からの依頼で、監督さんへケガの状態の手紙を書かせてもらったのですが、
私共の力不足な部分ではございますが、ご理解してくださらない指導者の方、
多々いらっしゃいます。。。。
成長期のケガは、大人になってから後遺症となって表れるケースもあります。
安易に考えず、しっかりケアし、専門家にお任せ下さいませ。
お悩み方はお気軽に、なんなりと「まる接骨院」へ御相談下さい。