膝の内側の痛み
投稿日: カテゴリー: 院長ブログ
今回は『鵞足炎』についてご紹介
鵞足炎とは鵞足という部位の炎症を略して鵞足炎といいます。
じゃあ、鵞足はどこかというと・・・
↑膝のこの部分です!!
上の画像を見ていただいたとおり、鵞足という場所には三つの筋肉がくっ付きます。
半腱様筋腱(はんけんようきんけん)、薄筋腱(はっきんけん)、縫工筋腱(ほうこうきんけん)
三つの筋肉がくっついている形がガチョウなど、鳥の足に似ていることから
鵞足という名前がついております。
ランニング・ジャンプ・ステップ動作などの反復によって、膝のお皿下内側部に痛みが生じるようになります。
通常は運動後に発症することが多く、徐々に進行して歩行や階段昇降に伴っての痛みが現れます。
三つの筋肉が切り返し動作や鵞足に負担のかかる膝の曲げ伸ばしなどで過度に緊張し、
骨の付着部を引っ張ったりし、痛みが出てきてしまいます(>_<)
当院では患部を冷やし、鵞足周囲の筋肉の緊張を手技でとると共に、
アキュスコープという特殊な電気を使い、痛み・炎症を抑えます。
また、正しい膝の使い方を患者様と一緒に確認し、再発の予防に努めます。
今の季節になりますと、寒さで筋肉が固くなっているなかで、
アップもせずにいきなり激しい運動をすることで
鵞足炎を含め、ケガの原因となります。
寒い季節はいつも以上にウォーミングアップをしてケガのないように
スポーツを楽しみましょう(^^)