ふくらはぎの肉離れ
投稿日: カテゴリー: 施術報告
ふくらはぎや前腕の骨折・脱臼・打撲・肉離れに後に
起こす可能性のある「コンパートメント症候群」
についてご説明させていただきます。
47歳 男性
ラグビーのプレー中、走り出す際にふくらはぎの肉離れを起し、
一週間安静にしていても痛みがとれず、突くことも出来ないと御来院。
一週間経過したにも係らず腫脹、足首の底背屈時の運動痛が強く、体重負荷不能。
コンパートメント症候群とはスポーツによるケガや交通事故などで
骨折・脱臼・打撲・肉離れの出血などによって損傷部位の内圧が上昇し、
まわりに存在する血管や神経を圧迫してしまい、
最終的には壊死を起してしまうというものです。
一度壊死してしまった部位の機能は不可逆性といい、
元に戻らないのでとても注意が必要な症状の一つです。
特にこの症状が起きやすい部位として腓腹筋部(ふくらはぎ)があげられます。
ふくらはぎの部分には足を動かす筋肉がたくさん存在します。
その中で同じ動きをする筋肉同士で4つのグループ(前方・外方・浅後方・深後方)をつくり、
筋膜という膜によってそれぞれ包まれています。
コンパートメント症候群を出来るだけ起さないようにするには初期のRICE処置が大切です。
RICE・・・ Rest(安静)
Icing (冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(拳上)
この4つを受傷直後に行う事によって損傷部位の出血を最小限に抑えることができ、
コンパートメント症候群になりにくくなるということです。
そして、出来るだけ早期に治療を開始する事です。
当院では、手技やアキュースコープ・マイオパルスといった特殊な電気をかけ、
基礎代謝を上げることにより、患部の腫れを引かせます。
なにかご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。