今日は久しぶりに雨ですね。

梅雨の気配も感じられる頃になり、
そろそろ心も体も梅雨の準備をしないといけないですね、、、

梅雨の時期、雨の日など、天候の悪い日は『古傷が痛む・・・』
『怪我をしている所がいつもより痛い・・・』と訴える、
患者さんが多くいらっしゃいます。

学者さんによっていくつかの説はありますが、

天候によって痛みが変化するものを天気痛。
天候や時間・気温・湿度等の気象条件の変化で痛みだけでなく、
症状が変化するものを気象病。

天気痛・気象病は昔からの言い伝えではなく、
列記とした学術用語で研究されているものです。
梅雨時、季節の変わり目、悪天候の体の不調の原因は、
体の恒常性を維持させている自律神経の交感神経と副交感神経が、
大きく関与しております。

交感神経は体を興奮させる神経、
副交感神経は逆にリラックスさせる神経であります。
天気が悪く気圧が下がると副交感神経が優位になり、
精神的にテンションが低くなります。
雨の朝、だるい、スッキリしない、晴れの日に比べてテンションが低いというのは、
副交感神経優位というのが原因でもあります。

また最近の研究で、気圧が低下するとヒスタミンという物質が、
増えるという事がわかりました。
ヒスタミンとは、花粉症などでも症状を悪化させ、
痛みや炎症症状を引き起こす物質。
このヒスタミンは神経伝達物質として交感神経を刺激して、
刺激する事によって筋肉や関節周辺の血管を収縮させ、血行を悪くし、
細胞内に疲労物質が溜まり、だるさ・痛みを感じやすくさせる原因の一つになります。
逆に交感神経は、脳に血流を増やすという作用を持っており、
血管が拍動する事によって起こる偏頭痛の原因になってしまいます。

もうひとつ、普段、関節・体の圧力は外から体内にかかっており、低気圧が近づくと、
大気圧が下がり、普段と逆に体内から外に圧力がかかり始めます。
この時に内圧が変わって、古傷が痛むことや、
普段から負荷がかかっている部位が痛むということになります。

これからの悪天候時、体に変調が出る方は、出来るだけストレスを避け、
リラックスした状態を維持し、交感神経の活動を抑えることが大切です！

「まる接骨院」でも自律神経調整プログラムを御用意致しておりますので、
皆様、しっかりケアしましょう！！