まる接骨院

まる接骨院 西東京市 西武新宿線東伏見駅1分

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急に腕が上がらなくなった・・・「石灰沈着性腱板炎」

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今日の患者さまシリーズ


昨夜、突然、なにもしていないのに「急に腕が上がらなくなった・・・」
という患者さまが御来院。


急な肩の痛みが出ると、四十肩・五十肩かも!?
と思う方は多いのではないのでしょうか。

こういう、急な肩の痛みの場合、臨床的にとても多いのが、
「石灰沈着性腱板炎」というものがあります。


では、石灰沈着性腱板炎とはどのようなものでしょうか??

肩の筋肉内に沈着したリン酸カルシウム結晶(石灰)によって
原因不明で突然、炎症が生じて肩の痛みで動かせる範囲が狭くなる状態です。

石灰は身体のどの部位でも出来て、急に筋肉内に沈着して痛みを誘発する場合や、
以前から沈着していた石灰が刺激を受けて痛みを生じる場合もあります。

この石灰沈着性の炎症で代表的な症状が「夜間痛」です。

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夜の寝ている間に、ズキズキと強く痛みを感じ、急性期の1~2週の間は
痛くて眠れない、などといった状態が続きます。
その後、夜間痛は落ち着き、肩の運動制限が長く残ってきます。

治療法としては、整形外科さんで、注射で石灰を抜く場合と、
手技や電療を駆使して、石灰を徐々に吸収させていく保存的療法があります。

一見「針で抜けばすぐ痛みは取れるんじゃないの?」と思われますが、
針で抜いた人の半分は痛みが取れますが、半分の人は痛みが増すと言われているようです。


石灰が完全に吸収され、発症前と同じ動きが出来るまでに、
長い人で半年以上かかる場合もあります。

痛み、違和感が無くなる、完治という意味では長期間かかりますが、
日常生活で、ある程度問題なく過ごせるようになるのは、
あまり時間がかからないことが多いです。


当院では患者様の状態をしっかりお聞きし、一番早く痛みが取れるよう、
最前の方法を御提案、治療させて頂きます。
また、アキュ-スコープ・マイオパルスといった特殊な電療機器で、
石灰の吸収を促進させることも可能です。

早期に治療することが、早く完治することに繋がりますので、
何かお身体のことで、気になる事がございましたらお気軽に御相談下さい。